WalletHubによる「費用対効果が最も高い大学」でMITが第1位にランクイン

Summary
大学入学の世界は常に変化しており、トップ大学を目指す生徒にとって、最新の動向を把握することは重要です。WalletHubは費用対効果の高いトップ大学の2022-23年版ランキングを発表しました。
大学入学の世界は常に変化しており、トップ大学を目指す生徒にとって最新の動向を把握することは欠かせません。
その中で、WalletHubは2022〜23年版「費用対効果が最も高い大学ランキング」を発表しました。
MITが費用対効果ランキングで首位に
WalletHubは最近、生徒に対して最も質の高い教育を最も低価格で提供する大学を示すために、2022-23年の大学ランキングを発表しました。
今回のランキングは、学生に質の高い教育をできるだけ低価格で提供する大学を示すものです。
選抜性や教育成果などを主要な指標とする独自の方法論に基づき、全米900以上の高等教育機関を比較。
MIT(マサチューセッツ工科大学)が1位となり、他のランキング同様トップの座を占めました。
トップ10には、イェール大学(2位)、カリフォルニア工科大学(3位)、プリンストン大学(4位)、ハーバード大学(5位)、スタンフォード大学(6位)、ライス大学(7位)、ペンシルベニア大学(8位)、ジョージア工科大学(9位)、デューク大学(10位)がランクインしています。このうちアイビーリーグからは4校が入っています。
ランキングの指標
WalletHubは、学生と教員の比率、卒業率、卒業後の中央値年収など30項目の指標を、選抜性・費用と資金・キャリア成果など7カテゴリーに分類して分析しました。
さらに、学生ローンの延滞率や、高卒者の平均収入を上回る卒業生の割合といった「卒業後の成果」も評価に加えています。
費用・資金面での順位は意外な結果
興味深いのは、全体でトップ8に入った大学のいずれも、純コストや就職支援の充実度といった「費用・資金面」では上位700位にすら入らなかったことです。
この分野の1位はシカゴ州立大学で、続いてテキサスA&M国際大学、フロリダ工科大学がランクイン。ニューヨーク市立大学(CUNY)の複数の校も高い評価を受け、全体順位でもトップ100入りまたはそれに近い位置につけています。高額な学費の大学への進学が難しい学生にとって、有力な選択肢となりそうです。
カテゴリー別の結果
ROI(投資対効果)、卒業後6か月の就職率、中央値年収、債務削減率などを評価した「キャリア成果」では、トップ20のうち5校のみがトップ10入りしました。
それは、カリフォルニア工科大学、ペンシルベニア大学、デューク大学、カーネギーメロン大学、ハーベイマッド大学です。
また、教員リソースではカリフォルニア工科大学が1位、キャンパス体験ではニューヨーク大学、キャリア成果ではコロンビア大学がそれぞれトップでした。