【2023年1月版】SATの変更点まとめ!

Summary
SATは、アメリカの大学出願の際に、古くから使われている有名な試験です。しかし、SATは時代とともにさまざまな変化を遂げており、特にここ数年、大きな変更が行われました。 では、「その変更点とは何か」、「そしてその変更点が、SATを受験する高校生にどのような影響を与えるのか?」など、2023年1月現在のSATの変更点に関して、受験生の皆様が知っておくべきことを、本ブログでまとめました!
SATはアメリカの大学受験で古くから使われている(大学入学適正)共通試験です。しかし、SATは時代とともにさまざまな変化を遂げており、ここ数年でも新型コロナウィルス等の影響があり、大きな変更がいくつか加えられました。
本ブログでは、
・その変更点とは何か?
・その変更点がSATを受験する高校生にどのような影響を与えるのか?
など、2023年1月現在のSATの変更点に関して、受験生の皆様が知っておくべきことをご紹介します!
SATの受験は、必須ではなくなるのか?
新型コロナウイルスの流行により、SATの会場に試験を受けに行くことができないという問題が、世界中で大きな問題となりました。アメリカの各大学では出願の際にSATのスコアが必須なのにも関わらず、多くの生徒がテストセンターに行き、SATを受験することができなくなってしまったのです。
そこで、多くの大学はSATのスコアの提出を必須ではなくTest-Optional(任意受験)に変更したのです。
ではSATはもう受験しなくても良いのか?
いえ、そういうことではありません。
SATの受験が任意になった現在でも、元アイビーリーグ入学審査官のBen Schwartz(Crimson Education在籍)などは、SATを受験することを推奨しています。
SATのスコアは入学審査の際に、生徒の学力を比較するための明確な基準となります。また、任意であるSATを受験することで、挑戦できる試験にはしっかりと挑む姿勢、つまり、学業に対して真摯に取り組む姿勢を入学審査官に示すこともできます。
また、日本国内の財団(柳井正財団や笹川平和財団等)への申請を考えている人もSATに挑戦する事をお勧めします。国内財団の審査も限られた情報の中から奨学生を選びます。より学力面で挑戦する姿勢を持っており、高い成果を出す人財を好む傾向がありますので、財団申請時期までにSATの高いスコアがあると有利に進める事ができる事も認識をしておきましょう。
SAT試験のデジタル化
次に、SATがデジタル化されたことも大きな変更点です。従来の紙と鉛筆の試験ではなく、テストセンターでコンピュータ受験ができるようになります。2023年からは留学生もオンラインで受験できるようになり、2024年にはアメリカでもSATがデジタル化される予定です。
ただし、これは自宅で受験できるようになるということではありません。
テストセンターもしくは学校で、SATを受験しなければなりません。また、採点基準に関しては変更はなく、1600点満点で採点されます。
デジタル化されたSATのテスト構成には、5つの変更点があります。
- 試験時間全体の短縮:3時間から2時間へ
- 回答時間の延長:各問題やセクションの回答時間が延長されます
- 読解問題の出題トピック:読解問題において出題されるトピックの幅が広がります
- 電卓の使用許可:数学セクションの全ての問題で、電卓を使用可能に
- スコア公表までの時間の短縮:結果発表までの時間が短縮され、数日後には結果が出ます
これらの変更は多くの人にとって、SATでより高得点を取りやすくなるのではないかと言われています。
さぁ、SATの変更点を理解できたあなたへ!
新しいデジタルSATの勉強方法に関して、また、アメリカの大学受験の対策について、行動に移すところでお悩みではありませんか?
Crimson Educationでは、元アイビーリーグ入学審査官をはじめとする経験豊富なアカデミックアドバイザーが、皆様のアメリカ大学受験を支援します。無料相談会では皆様お一人一人の状況を踏まえて丁寧に対応させていただきます。
まずは無料相談会で、皆様の疑問を解消してみませんか?